「住宅ローンの手続き」をスムーズにするコツとは?手順や必要な書類、費用をチェック
- #基礎知識
マイホーム購入の際、多くの人が利用するのが「住宅ローン」です。「住宅ローンの手続き」は、どのような手順で行われるでしょうか?事前審査(仮審査)・本審査・ご契約時とそれぞれに必要な書類と費用、さらに審査内容がどんなものなのか確認しましょう。また手続きに関するよくある質問をチェック。スムーズに手続きを行うためのコツをおさえていきましょう。
目次
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住宅ローンの手続きは、大きくわけて「事前審査(仮審査)」と「本審査」の2つの段階で進められていきます。
◆物件と住宅ローンのリサーチ
まずマイホーム購入を進めていく最初のステップは、購入したい物件を探すことから始まります。希望条件の優先順位をまとめ、ネットなどで物件を探していきます。それと同時に、住宅ローンを組む金融機関を不動産会社に相談したりしながら、進めていきましょう。金融機関によって審査基準は異なりますので、幾つかの金融機関にお申し込みをし、条件が良い金融機関をお選びになる事をお勧めいたします。
◆事前審査(仮審査)の申し込み
購入物件と住宅ローンを組みたい金融機関が決まったら、次は事前審査(仮審査)の申し込みです。事前審査は、購入する物件と借りる人について簡易的に審査するものです。事前審査にかかる期間は、1~3日程度です。
◆本審査の申し込み
事前審査を通過したら、次は本審査の申し込みです。本審査は、事前審査よりも詳しく時間をかけて審査が行われます。目安の期間は、7日程度です。※事前審査に通ったとしても、本審査を通過できない場合もあります。
◆住宅ローンの契約
本審査に通ったら、金融機関と住宅ローンの契約を結ぶことになります。また、建物や土地のお引き渡し時に、申込者のご口座に振り込まれ、融資実行されます。
住宅ローン手続きに必要な書類
では、事前審査と本審査、契約時のそれぞれの段階で、必要となる書類について見てみましょう。※住宅ローンを申し込む金融機関によって異なります。
◆事前審査
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカード、パスポートなど)
- 収入確認書類(源泉徴収票、確定申告書、決算報告書など)
- 物件確認書類(資金計画表、販売図面、間取図など)
◆本審査
事前審査で提出したものに加えて、以下のようなものの提出が必要になります。
- 本人確認書類(住民票)
- 収入確認書類(課税証明書、住民税決定通知書、納税証明書など)
- 物件確認書類(売買契約書、重要事項説明書、工事請負契約書、登記事項説明書、物件資料など)
◆契約時
住宅ローンの契約を結ぶ際は、借り入れるお金が振り込まれる口座の情報などが必要となります。
- 借り入れるお金を入金する口座の情報(通帳、口座番号等)
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)
- 印鑑登録証明書
住宅ローン手続きにかかる費用
住宅ローンをご利用される場合、以下のようにさまざまな費用がかかります。
※金融機関により、必要費用は変わります
- 金融機関融資手数料
- 金融機関事務手数料
- 収入印紙代
- ローン保証料 など
住宅ローンの審査内容
そもそも住宅ローンの審査では、どのような内容をチェックされるのでしょうか?主に次のような内容を中心に審査されます。
◆事前審査
- ご年齢
借入時の年齢と完済時の年齢についてチェックされます。借入時の年齢は20歳以上で、完済時は75歳未満など、金融機関や商品ごとに年齢制限が設けられています。
- 健康状態
住宅ローンを申し込む際、団体信用生命保険(通称、団信)に加入することを条件にしている場合が多くあります。つまり、健康状態が悪く団信に加入できない場合、受付けてくれないことになります。
- 担保評価
住宅ローンの場合、購入物件が担保となります。そして、万が一支払いが滞納となった場合、その担保を売却して回収することになります。そのため、担保となる不動産の評価額などについてチェックすることになります。
- ご年収、ご勤続年数、ご勤務先、自己資金、保有資産
支払いに十分な収入があるか、また勤続年数について、安定性を確認されます。
◆本審査
本審査で行われる内容は、事前審査と大きく差はありません。ただ、本審査の方が事前審査よりも細かく確認が行われることになります。
住宅ローン手続きをスムーズにするコツ
住宅ローンの手続きがスムーズに行かないと、せっかく気に入った物件を見つけても売買契約まで滞りなくプロセスを進めることができなくなります。住宅ローンの手続きを進めやすくするためには、以下のようなことに注意するといいでしょう。
◆現在の借入状況を確認する
自動車のローンや分割・リボ払いのお借入は、他にもお借入があるとみなされます。 全体のお借入状況、内容を確認しましょう。よくあるケースで注意したいのが、携帯電話の分割払いです。携帯電話の本体代金を分割払いにしている場合は、借入とみなされ、その支払いを行っていないと滞納とみなされてしまいます。
◆クレジットカードを整理する
クレジットカードのキャッシングで借入れがある場合は、早期返済が望ましいでしょう。
◆事前に信用情報のチェックも
自覚がなくても、知らないうちに何らかの支払いを滞納していたら、住宅ローンの審査に影響を与えかねません。事前に調べる場合、日本信用情報機構(JICC)、シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)のいずれかで、自分の個人信用情報の開示を請求できます。もし自分の履歴に記録が残っていれば、その理由について説明できるようにしておきましょう。
住宅ローン手続きのよくある質問
住宅ローンの手続きに関して、よくある質問とその答えをご紹介します。
Q.新築戸建ての場合は、住宅ローンの手続きは変わりますか?
A.マンションや戸建て、中古物件、新築物件など、購入する不動産の種類はさまざまです。しかし住宅ローンの手続きについては、物件の種類に関わらず、基本的には同じ流れで行われます。
Q.住宅ローンの手続きでよく耳にする「団信」とは何ですか?
A.団信とは、団体信用生命保険の略称です。住宅ローンを組んだ人が死亡したり、重度の障害になったりした場合に、住宅ローンの一括返済をしてもらえる保険のことです。住宅ローンを組むには、この団信への加入は義務付けられております。
Q.転職したばかりですが、ローンを組めますか?
A.住宅ローンの審査では、勤続年数について確認され、勤続1年以上を条件とする金融機関が多いです。ただ、勤続年数が短くても借入可能な金融機関もあるので、事前に相談するといいでしょう。
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※記事内容は、自由住宅NAVI独自の調査と見解によるものです。