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建てている途中の家は、誰がいつ確かめているのか|自由住宅の自社検査・是正・竣工検査の流れ

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建てている途中の家は、誰がいつ確かめているのか|自由住宅の自社検査・是正・竣工検査の流れ
2026年10月15日公開
この記事でわかること
  • 自由住宅では、工程の節目ごとに会社の基準に沿って自社検査を行い、合格を確かめてから次の工程へ進みます。検査は家づくりの流れの中に、最初から組み込んであります。
  • 基礎の配筋のように、完成すると見えなくなる部分は、検査とあわせて写真で記録します。あとから確かめられない箇所ほど、その場で確かめて残します。
  • 検査で指摘が出たら、期日を決めて直し、直したことを報告と写真で残します。社内の品質管理部が、床下や屋根の上まで上がって確認します。
  • 完成時には、担当の現場監督とは別の検査員が建物全体を確かめる「社内竣工検査」を行います。これとは別に、建築基準法にもとづく検査や住宅瑕疵担保責任保険の検査など、第三者による検査が、法令や保険の条件に応じて行われます。
  • お客様には、構造ができあがった時と、工事が完了した時の2回、現地で立ち会っていただけます。来られない場合は、撮影したデータをお渡しします。

1. 自由住宅の品質管理とは|5つの品質で家を見る

住宅の品質管理とは、設計で決めた性能が、現場で図面どおりに施工されていることを、工事の途中と完成時に確かめ、記録に残す仕事のことです。自由住宅は、東京23区とその周辺で新築一戸建てを建てている会社です。分譲地の区画から、間取り・仕様・色までをお客様と決めていくため、一棟ごとに中身が違います。選べる幅が広いほど、品質の管理が家づくりの要になります。

自由住宅では、家の品質を一つの言葉でまとめず、次の5つに分けて見ています。

自由住宅が考える5つの品質
品質 考え方
設計品質 ご要望と法規、敷地条件を読み解き、暮らしやすさと安全性を図面に落とし込む。設計図面と仕様書は、お客様との約束
工程品質 ゆとりのある工程を組み、各工程の完了を確かめてから次へ進む
施工品質 見えなくなる部分ほど丁寧に。構造・防水・断熱など、要所ごとに検査と記録を行う
安全品質 職人の安全と、近隣の皆さまの安心。整理整頓された現場を家づくりの土台にする
原価品質 積算と発注の精度を高め、無駄をなくす。品質を落とさずに、適正な価格で届ける

品質方針は「恒常・安定・変化対応・進化」の4つです。どの現場でも同じ基準で家をつくり(恒常)、工程・検査・記録の仕組みでばらつきを抑え(安定)、法改正や新しい技術に合わせて基準を見直し(変化対応)、現場の気づきを次の一棟へ活かす(進化)。この考え方を、検査の仕組みに落とし込んでいます。取り組みの全体は「品質への取り組み」のページにまとめています。

2. 工事中の検査は、誰がいつ行う?|家づくりの流れに組み込んだ確認の場

工事中の検査とは、工事を次の段階に進める前に、それまでの施工が設計図書・仕様書と社内の検査基準のとおりかを確かめる手続きのことです。自由住宅では、検査を「工事が終わってから行うもの」とは考えていません。契約のあとから引渡しのあとまで、確認の場を家づくりの流れに組み込んでいます。

家づくりの流れと、組み込んでいる確認の場
時期 確認の場 何をするか
契約のあと 引き継ぎの会議 お客様のご要望と約束ごとを、営業・設計から工事の担当へ確実に引き継ぐ
着工の前 施工の検討会 工程と品質の計画を確かめ、問題になりそうな点を先に洗い出す
着工〜工事中 工程ごとの自社検査・現場パトロール 基礎・構造・防水・断熱など、節目ごとに検査し、合格を確かめてから次へ進む。指摘は直して、報告と写真で残す
完成時 社内竣工検査 担当以外の検査員の目でも建物全体を確かめ、傷や汚れまで点検してから、お客様の立会いへ進む
引渡しのあと 定期点検・アフターサービス お住まいになってからの気づきを伺い、必要な対応を行う

工事中の検査は、現場監督が日常的に行うものと、社内の品質管理部が行うものがあります。品質管理部は専門の技術者で構成していて、担当の現場監督とは別の立場で現場を確かめます。

ベタ基礎の鉄筋の間隔をメジャーで測り、チェックシートに記録する検査員の手元(イメージ)

3. 見えなくなる部分は、どう確かめる?|地盤・基礎・工程ごとの検査

見えなくなる部分とは、基礎の鉄筋や柱と梁の接合部のように、工事が進むと床や壁の中に隠れ、完成後には目で確かめられなくなる部分のことです。構造や防水・断熱に関わる部分には、完成後に目で確かめにくくなる箇所が多くあります。自由住宅では「見えなくなるところほど、確かめてから次へ」を検査の基本にしています。

自由住宅の検査の内容
検査 時期 確かめること
地盤調査 工事の前 建てる土地の地盤の状態を調べ、基礎の計画に反映する
基礎の検査 基礎工事の途中 遣り方(建物の位置と高さの基準)、鉄筋の配置(配筋)、できあがった基礎の形と寸法(出来形)
工程ごとの検査 工事中 現場監督が工程ごとに、基準どおりに施工されているかを日常的に確かめる
社内竣工検査 完成時 担当以外の検査員の目でも、建物全体の仕上がりを確かめる

基礎の配筋のように、あとから確かめられない箇所は、検査とあわせて写真で記録します。記録した箇所については、引渡しのあとに何か気になることが出たときにも、工事中の状態を確かめることができます。

配筋検査とは
コンクリートを流し込む前に、鉄筋の太さ・間隔・かぶり厚さ(鉄筋を覆うコンクリートの厚み)が図面どおりかを確かめる検査です。コンクリートを打ったあとでは中が見えないため、基礎の工事での重要な確認の一つです。

4. 検査で指摘が出たら、どうなる?|期日を決めて直し、報告と写真で残す

是正とは、検査で見つかった施工の不備を、基準どおりの状態に直すことです。検査は、指摘を出して終わりではありません。直したことが確かめられて、はじめて検査が終わります。

自由住宅では、公的な検査に加えて、社内の品質管理部が独自に検査を行っています。品質管理部の担当者は、床下に潜り、足場を使って屋根の上まで上がって確かめます。不備があった場合は、明確な期日を決めて直し、直した内容の報告を提出します。報告には直したあとの写真を添えて残します。

指摘から是正までの流れ
手順 内容
手順1 指摘 検査で、基準と違う施工や気になる箇所を指摘する
手順2 期日を決める いつまでに直すかを決める
手順3 是正 現場で基準どおりの状態に直す
手順4 報告と記録 直した内容を報告し、写真で残す
手順5 共有 不具合は原因まで掘り下げて手順や基準に反映し、ほかの現場にも共有する

「点検して、話し合って、直して、次へ活かす」。この順番を一棟ずつ繰り返すことで、同じ指摘が次の現場で起きにくくなるよう、手順や基準に反映しています。

完成間近の室内で、水平器を床に当てて仕上がりを確かめる検査員の後ろ姿(イメージ)

5. 第三者の検査とは、どう違う?|法律の検査と自社検査の役割

第三者の検査とは、建てる会社とは別の機関が、法律や保険の基準に照らして行う検査のことです。新築一戸建てで行われることがある主な検査は次のとおりです。どの検査を受けるかは、建物の規模・地域・保険や評価書の利用の有無によって異なります。

新築一戸建てで行われることがある主な第三者の検査
検査 誰が行うか 行われる条件
完了検査 建築主事または指定確認検査機関 建築基準法上、完了検査の対象となる建築物(建築基準法第7条)
中間検査 建築主事または指定確認検査機関 特定行政庁が指定した建物と工程に当たる場合(建築基準法第7条の3)
住宅瑕疵担保責任保険の現場検査 住宅瑕疵担保責任保険法人(または保険法人から委託を受けた検査機関) 保険を利用する住宅(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)
建設住宅性能評価の検査 登録住宅性能評価機関 建設住宅性能評価書を取る住宅(住宅の品質確保の促進等に関する法律)

第三者の検査は、法律や保険の基準を満たしているかを確かめるものです。自社検査は、それに加えて、会社が決めた基準と、お客様と決めた仕様のとおりにできているかを、工程ごとに確かめるものです。役割が違うので、どちらか一方で足りるものではありません。

自由住宅の建売戸建てでは、当社の「つくりと品質」のページに掲載のとおり、2023年12月以降の新規の物件から(対象かどうかは物件ごとにご確認いただけます)、住宅性能表示制度の耐震等級3・劣化対策等級3・維持管理対策等級3(耐震等級・劣化対策等級・維持管理対策等級は、それぞれの評価項目で等級3が最も高い等級)の取得を標準にしています。断熱等性能等級は4、一次エネルギー消費量等級は4です(断熱等性能等級には、より上位の等級5〜7があります)。あわせて、設計と建設の両方の住宅性能評価書の取得を標準にしています(物件のプラン要件により、該当しない場合があります。取得状況は物件ごとにご確認いただけます)。構造と性能の詳しい内容は「つくりと品質」のページで紹介しています。

6. 建てている途中の家を見られる?|2回の立会い

立会いとは、お客様に工事中の現場へお越しいただき、施工の状態を担当者と一緒に確かめていただくことです。自由住宅では、次の2回、現地での立会いをご用意しています。

お客様の立会いの時期
時期 見ていただけること
大工工事の途中(構造体ができあがった時) 柱・梁・金物など、完成すると壁の中に隠れる構造の部分
工事が完了した時 仕上がり・設備・建具など、建物全体

検査や立会いの時期・内容は、物件の工程や条件によって異なる場合があります。ご都合で現地に来られない場合は、撮影したデータをお渡しします。構造ができあがった時の立会いは、見えなくなる部分をご自身の目で確かめられる、数少ない機会です。

立会いで聞いておきたいこと
どの工程で、誰が検査したか。指摘があった場合、どう直したか。直したあとの写真は残っているか。この3つを聞くと、検査が書類の上だけのものでないかが分かります。

7. 検査をする人は、どう育てている?|パトロール・安全大会・勉強会

品質は、人がつくるものです。見落としを減らすには、検査の仕組みと、確かめる人の経験・知識の両方が大切です。自由住宅では、次の3つの活動で、人と現場を育てています。

人と現場を育てる3つの活動
活動 内容
現場パトロール 担当の現場監督とは別の目で各現場を巡回し、施工の状態・安全・整理整頓・近隣への配慮を確かめる
安全大会 協力業者の皆さま、職人の皆さまと集まり、安全についての知識と意識を高める
勉強会 若手の社員を中心に、現場で使える実践的な研修を行う

現場で働く人の安全と、近隣の皆さまの安心も、品質の一つ(安全品質)と考えています。

建築中の現場で、図面を囲んで施工の手順を話し合う担当者の手元と後ろ姿(イメージ)

8. まとめ

建てている途中の家は、完成してからでは確かめられない部分を多く抱えています。自由住宅では、次の考え方で検査を組み立てています。

  • 工程の節目ごとに自社検査を行い、合格を確かめてから次の工程へ進む
  • 基礎の配筋など、見えなくなる部分は写真で記録する
  • 指摘は期日を決めて直し、報告と写真で残し、次の現場に活かす
  • 完成時は担当以外の検査員が社内竣工検査を行う。建築基準法上の検査のほか、保険や評価書を利用する場合は、それぞれの条件に応じた第三者の検査も受ける
  • お客様には、構造ができあがった時と完了時の2回、立ち会っていただける

会社を比べるときは、「どの工程で、誰が、何を確かめ、どう記録しているか」を聞いてみてください。具体的な説明があるかを、会社選びの確認材料にしてください。

9. 工事中の検査のよくある質問

Q新築一戸建ての工事中の検査は、誰が、いつ行いますか?

A自由住宅では、工程の節目ごとに現場監督と社内の品質管理部が自社検査を行い、合格を確かめてから次の工程へ進みます。完成時には担当以外の検査員が社内竣工検査を行います。これとは別に、法令や保険の条件に応じて、建築基準法の完了検査(地域と規模によっては中間検査)や、住宅瑕疵担保責任保険の現場検査など、第三者による検査も行われます。

Q基礎の鉄筋など、完成後に見えない部分はどう確かめますか?

Aコンクリートを打つ前に配筋の検査を行い、写真で記録します。基礎の検査では、遣り方(建物の位置と高さの基準)、配筋、できあがった基礎の形と寸法を確かめます。

Q検査で不備が見つかったら、どうなりますか?

A期日を決めて直し、直した内容を報告と写真で残します。指摘の内容は社内で共有し、次の現場で同じことが起きないようにしています。

Q工事中の現場に立ち会うことはできますか?

A大工工事の途中(構造体ができあがった時)と、工事が完了した時の2回、現地で立ち会っていただけます。来られない場合は、撮影したデータをお渡しします。

Q第三者の検査があれば、会社の自社検査は要らないのではありませんか?

A役割が違います。第三者の検査は、法律や保険の基準を満たしているかを確かめるものです。自社検査は、会社の基準とお客様と決めた仕様のとおりにできているかを、工程ごとに確かめるものです。確かめる範囲と基準が違うため、自由住宅では両方の結果をもとに施工の状態を確かめています。

検査の記録や、立会いの時期について、もっと詳しく知りたい方へ。

自由住宅では、東京23区とその周辺で、分譲地の区画から間取り・仕様・色までをご一緒に決める家づくりのご相談をお受けしています。建築中の現場の確かめ方についても、担当がご説明します。家づくりのご相談は無料です。

住まいのご相談はこちら

※この記事の写真はイメージです(AI生成)。実際の現場・検査の写真ではありません。

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